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2018年5月6日日曜日

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2018年4月7日土曜日

初めての育児




九州聴覚障害者団体連合会青年部 組織部長 寺中 美佳

娘が産まれて考えさられたこと



撮影者:MAKOTO AKITA
福岡県青年部会議中の父と遊んでる娘。

~娘が産まれて考えさせられたこと~ 
事務局長の鈴木玲雄です★ 
今回のコラムは僕が担当ということで、2歳の娘のことを綴ります。 
妻とは僕が大学時代の時に知り合い、結婚しました。平成27年に健聴者の長女・逢花が産まれ、今は家族3人です。 

■娘の名前は逢花。
娘の名前、ものすごく悩みました。僕ら夫婦は聴こえないからか、発音が明瞭ではないので、聾者でも発音しやすい母音で名前を考えました。 

いろんな人との出会いに花が咲くように「逢花(あいか)」にしました。 

娘が産まれて、僕の実家に行く度に、父(健聴者)から「聴力検査をして、聾だったら早期教育を。」「言葉をどうやって教えるのか」としつこく言われました。僕たち夫婦が聴こえなくて、遺伝でもしかしたら聴覚障害をもつかもという不安があったのか、特に父が心配していました。すごく心配してくれましたが、今のところ、娘にそういう兆候はないため、父の言うことは聞き流していました。 

気ままに育てれば良いかなと。 

■娘が聴こえなかったらどうするか 
娘が聾学校、聴学校※ぬに行かせるか、妻と二人で話し合いましたが、その時になったら考えようで終わりました(笑)不安がないのは、恐らく妻も僕もろう学生懇談会やろう協会活動でいろんな自立している人たちを見てきたからだと思います。 
※普通学校と呼ぶこと自体が差別を生んでいると思うので、聴学校と呼んでいます。 

■産休中の対応 
ママタクシーの登録(今は地域対象外で外されているのですが)をする際に耳が聴こえないことをタクシー会社に伝えたり、僕は携帯をバイブモードで携帯して、勤務中でも受信があったらすぐに見て、病院などに連絡できるような心構えを持っていました。 

■産まれた後の工夫 
【夜泣き】 
赤ちゃんでよくある夜泣き。 
夜泣きが聴こえなかったら…と不安があったけど、妻は自然に目が覚めるようで、泣き声に反応して震える福祉器具や補聴器を使うことなく、夜泣きの対応はできました。(自分は深く眠ってしまうタイプなので、起こされない限り目が覚めることはないです…。)でも真夜中、僕が目を覚ました時に娘が泣いていて、歌いながら寝かせたことがあります。お母さんって強いなと実感しました。 

【ことば】 
娘が1歳になる前から保育園に通っているので、言葉は自然に覚えてくれています。家のなかではCDプレーヤーやラジオやDVD、たくさんお話をするなど語彙が増えるような環境をつくっています。 

食事中夫婦で会話するときは、声を出さないで会話することがほとんどです。娘もその様子を見てマネしてくれます。娘と会話するときは、声と手話を併用して会話しています。 

■娘のおかげで気づかされたこと 
【音】 
好奇心が強い年齢なのか、お風呂、洗濯機、ファンヒーターの延長のお知らせなどの家電の音が聴こえたら、率先して動いてくれます。 

【聴こえる文化?】 
保育園に通わせると気づかない間に新しい言葉や歌を覚えているので、聴こえる人の「耳」って凄いな!と感じさせられました。最近では聴いて分かるからか、人の顔、視線を合わせずに会話しない癖が出てきました。会話するときは「人の目を見て」と教育しながら会話しています。これも聴こえる人の特徴だなと思いました。 

【壁】 
悪気はないと思うのですが、同僚や自分の親から「娘さん、聴こえていてよかったね」と言われたのが複雑な気分でした。 

また、聴こえる親をもつ人のなかで聴こえるこどもを産みたいという声を耳にすることもあるので、「聴こえる人がいい!」とか言うことなく、ありのままのこどもを受け入れられる妻で良かったなーと思います。 

今、進研ゼミのしまじろうがとても大好きで、毎月、冊子と付録が届きます。 
付録にある電話のおもちゃがあるのですが、音声なので聴こえない・聴こえにくい親は、声が出るおもちゃを使って家族で遊ぶことができないなと気づかされました。
音が出るおもちゃを作成している人には、聴こえる人だけの世界じゃないということを考えてほしいです。 

■これから考えていること 
普段から幼児期に障害児と関われる場があれば、成人した時、幅広い視点で行動できる人になれると考えているので、いろんな人と出逢えるようにしていきたいです。 

青年部を卒業するまで4年(役員活動を続ければ37歳まで)ですが、家族が増えたからこそ、その視点から青年部活動を考えることができています。 

今年1年、次女が大きくなるまではパパと娘のデートで、青年部の三大行事に連れて行きたいなと計画しています★

 
九州聴覚障害団体連合会青年部 事務局長 鈴木玲雄